07. Story(物語)


 あなたのStoryを聞かせてよ
 その言葉に、喉が詰まる


 ぼくのStory
 そう語るには、何も考えがなくて


 即興で語るには夢が浅くて
 過去を振り返るには怠惰で
 隣の芝生が青くて


 けれど
 いつだってそこにあるスタートライン
 遅すぎる夢もあるかもしれない
 取り戻せない時間(とき)は間違いなくあるから


 でも
 諦めるってしたり顔では言えなくて


 ここから始まる
 ぼくのStory


 最近、「理想とする大人」とかがあんまりいないっていうことがよく言われますよね。
 テレビでは、芸能人やスポーツマン、色々な人が取りざたされているというのに、なぜなんでしょう。
 自分はそんなものにはなれない、と見切りをつけているからでしょうか。
 人には才能があって、どうしたって手に入らないものもあるかもしれません。
 けれど、才能を伸ばすのは努力です。
 何もしない前から諦めちゃったら、自分の中にある才能は埋もれたままになってしまいます。
 多くのことにチャレンジすること。
 それが自分の中の才能を見出す(見出してもらえる)ことに繋がる。
 そう思いながらも動き出せない自分もいます。
 でも、その気持ちは忘れたくないな、とも思うのです。



2015年10月25日

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