048. 白紙



 白紙に戻す。
 嫌な言葉ですねー。
 そういえば、今自分で言うと(2014年12月)、内定取り消しなんかも話題に上ってますが、今の就職難の時代、頑張って就職したのに、「白紙にもどされる」なんて、たまったものじゃないですよね。
 私が大学生のころ、友だちが北電に就職試験を受けに行ったんですが、当時この会社はコネがないと入社出来ないというだけでなく、それを公然と3次面接などで聞くっていう会社でした。
 今もそうかどうかはわかりませんが。
 友人は、「弊社に親族や、知り合いはいますか?」という質問に、正直に「おりません」と答えたようで、当時みんなで、「どうせ落とされるんだって思ったら、「パパがいるの」って言えば良かったじゃんっ!」なんて騒いだものです。
 会社側としては、その他大勢の一人ですけれど、こちらは唯一無二の一人なんですから、そのダメージは計り知れません。
 年々就活も早いスタートが切られているようですから、その心労期間も長いでしょう。
 でもね、「就職しなければならない」と「その会社に入りたい」ということは違うんだっていうことを考えて欲しいな〜とも思うのです。
 入ってみたらイメージと違った。
 入ってみたら楽しくなかった。
 そんなのは、どこに行っても、あり得ることなのです。
 あなたの白紙の人生に、何を書き足していくかは自分次第ですし、白紙に戻すかどうかも自分次第なのです。
 他人に白紙に戻されるのではなく、自分で決める。
 そういう人生をあゆみたいものですね。

2014年12月10日
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