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034. 心臓の病
時代劇が好きでした。
小さいころの私のテレビラインナップ。
アニメ、ニュース、時代劇。
これ一色でした。
世の友達が、ジャニーズに「きゃーっ」と言っていたころ、お侍さんのチャンバラ劇に心ときめかせていました。
時代劇を見ていると、「持病の癪が」とか、「心の臓が」とか言うのをよく耳にします。
あの時代に心臓の病なんて得ていたら、ほとんど生きていけなかったんだろうな、とも思います。
ちなみに、「持病の癪」が、腹痛だって知ったときは、「えーっ」って思いましたけれども。
胸部や腹部への痛みですので、「胸が痛い」=「心臓が痛い」っていうこともあったかもしれませんが。
それにしても、昔むかしのそのまた昔などは、人間の構造なんていうのもわかっていなくって、どうやったらどうなるのかなんて、運みたいなものだったんですよね。
それが、他の方の心臓を移植するというところまで来ました。
人間の体で、本当に大切なのは、脳みそと心臓。
けれど、そのうち脳みそだけ他のロボットなどにDLすることができるようになったら、心臓も……?
とはいえ、人間の最終的な死因は「心肺停止」。
今の状況では、そんな他のボディに移植なんて夢のまた夢ですから、そういったことよりも、病がない世界が訪れるのを祈った方が早いのかもしれませんね。
2014年10月02日
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