14. 厭な人

 「嫌な人」と書くよりも「厭な人」と書く方が、気分にぴったりします。
 【嫌】 きらう、いとう、いやがる。しぶる。憎みきらう。
  うたがう、悪い方へと連想する。
 【厭】 飽きる。有り余っていやになる。いとう。しつこくていやになる。
  もうたくさんだと思う。あくまで、とことんまで。
 学研 漢字源より

 改めて、漢和辞典を引いてみて納得。
 「もうたくさんだと思う」。
 要するに、「勘弁して!」ということなんでしょうね。
 性格的に合わない。生理的に合わない。本能的に拒否する。
 相手を好きになれない理由は、人それぞれ様々でしょうが、要は「勘弁して」ってことなんでしょうね。
 私が厭な人と思うのは、悪い意味での「おばさん」かな。
 後、仕事をする気のない人。
 相手を嫌うのは、背核なので、どうしてもこのタイプは苦手って思ってしまうことはありますね。
 子どもではないので、あんまり露骨に表現したりはしませんが。
 (日記を読んでらっしゃる方は、「嘘コケっ!」って言ってるかも?)
 人を嫌うのは、嫌なことでもあるので、直そうと思いつつ、「勘弁して」と心が悲鳴を上げなら、嫌うのも一つの逃げ道かなって思ったりします。


 厭な人ね


『厭な人』
 軽く眉間に皺寄せて
 そう呟く君に

 そうでもないよ、と
 僕は笑う

 厭と思うほど
 僕を思ってくれるなら

 それはそれで嬉しかったりもするからね
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