005. 気紛れ



【気紛れ】


 定まった考えがなく、その時々の気分で心が動かされやすいこと。

【紛れ】
 偶然
 
 By 広辞苑 第五版
 
 ということは、気紛れって、偶然気分っていうことなのかな。
 でも、全て偶然はなく必然という人もいるし。
 
 気紛れっていうと猫とか子どもとかが思い浮かぶ。
 共通するところを考えてみると、「意のままにならない」っていうところかな。
 「あの人は気紛れで困るのよ」っていうのは、「困るのよ」っていう人の予測通りには動か ないっていうことが「困る」ということだものね。
 私は人から「気紛れで困る」って言われたことはないけれど(普通は本人には言わない?)、思考自体はかなり気紛れだと思う。
 接客中の雑談で、たとえば「羊」が出てたりすると、「羊 → ラム → ジンギスカン  → パーティー」で、「そういえば、クリスマスパーティーは……」なんて言い出してみたり。
 もちろん、これはあくまで例ですよ。
 私の中では、ちゃんと順序だって関連付いてるんだけれども、相手からしてみると「は? パーティー?」っていうことになりかねない。
 今のところ、あんまり突っ込まれたことはないけれど。
 友だちと話していても、「風邪ひいちゃって、症状はこれこれこうで〜」って話を聞いて、それに関連する話をするわけですよ。
 で、そこから話が流れて行って、ふっと「そういえば、テレビでそんな症状の風邪が流行っ てるって言ってたよ」と、いきなり話を戻したりする。
 相手が女の人だと割とこんなアクロバット会話も大丈夫のようですが、男の人相手のときには「話戻しますけれど……」なんて前置きをしたりします。
 そんな気紛れ思考。
 
 後緊張すると、一人ツッコミとかしてます。
 人と話をしながら、会話を続けながら、頭の片隅で冷静な私が、「そんな言い方すると、馬 鹿だと思われるんじゃないの〜?」とか。
 この間も、自分の意見を言ったり、相手の意見もちゃんと聞いてます。
 これは、本当に緊張の度合いが強ければ強い程多い。
 
 何なんでしょう?
 気紛れツッコミ?
 
 ただ、気紛れは「偶然」というだけあって、それなりに面白いネタなんかを生み出してくれたりもします。
 時には連想ゲーム! などして、気紛れに単語を繋げてみたら、面白いものが出来るかもしれません。


 『気紛れ』
 
 気紛れに目に飛び込んだ言葉をつないでみたら、いい言葉が生まれた。
 俺って天才っ? と思ってみたけれど、所詮は気紛れで、結局忘れちまった。
 匹夫、凡夫には、所詮「閃き」ではなく、「気紛れ」っていうものなんだろう。
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