056. 真似



 最近は「ぱくり」っていう言葉があって、「真似」があんまり良いイメージはないと思うのですが、自分がいいなって思う人を真似る。
 リスペクトするっていうのは、大事なことかな〜って思うんです。
 まぁ、その人が好きすぎて、自分と相手の区別がつかなくなっちゃうのは、ちょっとだめですけれど。
 「あぁ、あの人素敵だな〜」って思ったら、ちょこっと取り入れたりすることはありだと思うのですよね。

 けれども、そこに「自分の利益のために」とかで、「相手への敬意」っていうのがなくなっちゃうと、ただの「ぱくり」になると思うのです。
 経験値を積むことで、自分らしさっていうのが生まれてくるわけで、その「自分らしさ」に到達するまでは、素敵って思う人を真似ることがその一歩でしょう。
 仕事だって、自分のノウハウが確立していれば、自分のやり方でいいですけれど、まだそれがない場合には、効率良くやっている人のワザなんかを盗めばいいし、教えてもらったっていいし。
 「自分は自分」だけれど、「人のことを思いやる」っていう気持ちが薄れてきていることが、「ぱくり」とかの温床なのかもしれませんね。


2015年09月29日
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