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038. 金の雨
最近の若い方の中には、10数年前から、将来の夢「ニート(自宅警備員)」なんておっしゃる方が出てきているように感じます。
とはいえ、家に引きこもっているわけではなく、こうして外に出て、赤の他人(私)と話す機会があるんですから、決して「就労・修学意志のない若者」ではないと思うんですけれど。
そういう方たちと話すときには、「私だって、空からお金が降ってきて、お金に全く心配がなければ、引きこもってたいよ」って答えることにしてるんですけれど。
彼らは、まだ親がいたりして、お金を自分だけで使えることが多いからなんでしょうね。
たった一人だけ、三人兄弟の長男で、三男の学費だの借金だのの面倒を見ているっていう方もいるこたいましたけれど。
「オズの魔法使い」を書いたライマン・F・ボーム氏の著作に「魔法がいっぱい」っていう本があります。
ハヤカワ文庫かな。
その世界では、空からポップコーンだの、レモネードだのが降ってきて。
ケーキは川に浮いている小島。
っていう設定だったり、ブーツもお洋服も、小説も木になっている(早い内にもぐと靴擦れしたり、小説の筋がごっちゃごちゃになってる)っていうのがあります。
そういう世界よろしく、「金の雨」が降ってきたとしたら……。
な〜んて話をしたことがあります。
まだ、お札がはらりはらりと降ってくる分にはいいですけれど、硬貨が降ってきたらどうするんだろう? とか。
「本日は500円玉が降るでしょう」なんて言ったら?
車とかべこべこになるのかなー。
それ以前に人体やばくない?
なんて話を本気で。
けれど、理科に詳しい方に言わせると、雨のように硬貨が降ってくるのであれば、そんなに勢いがなくって(摩擦?)、人体貫通とか、雹のようにはならないのだそうですね。
まぁ、そんな風になったら、お金にも価値がなくなるので、また違う物ができるんでしょうけれど。
ちょっと綺麗なタイトルだったんですけれど、即物的な話にしてしまいました。
2014年10月28日
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