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029. 薄浅葱
「薄浅葱」「薄浅葱とはなんぞや?」
から入りましたよ。
「浅葱裏」とかから来てんの? と思ったんですけれど、辞書にはない。
ネットで調べると、「浅葱色の薄いやつ」しかない。
っていうことは、「浅葱色の薄いやつ」でお題をこなせっていうことだったんですかねぇ……。
「葱が浅い」って何だろうっていつも思ってます。
色としては、薄い藍色、水色、薄色なんだそうで。
元々「薄い」が冠されているというのに、さらに薄いというね。
もう色としては成立してないんじゃないの? って思うのです。
「あっさりと控えめなこと。また、いい加減なこと」っていう意味もあるそうですよ。
っていうことは、うっすらぼんやりしていて、気配がないっていうことにもなるのでしょうか。
……気配が薄い。
存在感が薄い。
そういうのって、ありますよねぇ……。
ちなみに、私は、仕事に没頭してると、「あぁ、いたのっ!?」って言われることがありますが、なぜか会議やプレゼンの場になると、目立つようです。
意外と当てられたり、「君たち(そのときは、もう一人一緒にいたの)、ちゃんと発言しようとする意識と、日頃からの考えが見えるねぇ。次発表するかい?」などと言われたりするので、極力忌避してます。
自分とは対極にあるかなって思いますけれど、「控えめで楚々とした」っていう風には憧れますけれどねぇ。
「Noと言えない日本人」「意見を言わない日本人」とか言われてますけれど、それだって「秘する」っていうことに対する美学とかもあると思うんですよね。
グローバル化したから、自分の意見を言うべきだ、っていうのも理解はできますけれど、じゃあ、「自分が自分が」って言って、正しくないことも主張する。
主張したもの勝ち、声の大きいもの勝ちっていう風潮には首をひねらざるを得ません。
2014年08月21日
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