001. いたずら
さてさて、「いたずら」と一口に言っても、色々な意味があるよね。
「悪戯」「徒」。
すごく意味が違うのが面白い。
「徒に」となれば、やっぱり「徒然草」っていうのが有名で、日記なんかでもいっぱいタイトルにくっついてたりする。
ただ、兼好法師は、「いかにして生きるのか」っていう、生き方を探求するという面において書いていたわけで、ただ漫然と筆を走らせていたって額面通りに受け取ることも難しいんじゃないかって思う。
但し、私はこの権威ではないので、伝聞にしてあしからず。
ただ、私は「吉田兼好」と学校では習ったし、そのように覚えていたけれど、本名ってわけでもないみたい。
彼の俗名は「卜部兼好(うらべかねよし)」。
卜部氏は神官の家として有名で、兼好法師の実家はその分流なのだそう。
で、藤原氏の氏神である「吉田神社」の社務職を継いだ家柄で、その流れで後世「吉田兼好」と呼ばれているのだとか。
学者さんの中にはとってもそれが嫌っ! っていう人もいるみたいね。
今回お題を探すに当たって、色々とお題サイトさんを巡ってみたけれど、「お題サイト検索エンジン」なんてのも出来てたんだね。
世の中、結構必要なものは探すか探さないかの違いで、差が出てしまうのかも。
あぁ、徒にキーボードを叩いているとどんどんどんどん脱線していくいく。
この「お題サイト検索エンジン」を見て思ったこと。
「何が何だかさっぱりわからないわよっ!」
そうなのです。
サイトのタイトルがあって、そこにちょろっと簡単な説明文が載せられるところがあるんだけれど、
サイト名: ピンク 説明: ピンクー!
何がわかるっつーのっ!
ちょっと、そこに来て正座っっ!
って言いたくなっちゃうようなものですね。
確かに私のblogやサイトも「タイトルだけ」だと、何を旨としたものなのか、どういう内容なのかがわからない。
だから、サブの部分では、「日記」とかつけたり、「創作小説、主にファンタジー」とか、「詩や短編小説」とか付け加えるわけです。
これを見たら、「あ、そう」って、納得してもらえると思うのね。
まぁ、タイトルだけ出ちゃう検索なんかだと、意味がないかも、とも思うけれども。
徒に「ぽちぽち」させずに、相手にすっきりと伝わるもの、それが大切だと思うのです。
お前の文章にもそう言っとけ!
はい、ごもっとも。
精進させていただきます。
「悪戯」と書いた場合は、単純に「わるふざけ」ですね。
いたずらっ子とか言ったりするけれど。
ただ、「悪質な悪戯」、「悪ふざけが過ぎる」って言ったりすることから、まだ単純に「いたずら」とか「悪ふざけ」っていうのは、「微笑まし」とか、まだ「許容の範囲内にある」と言える言葉なのかもって、勝手に解釈。
私の場合は、割と「悪戯っ子」の要素が強いように、自分では思う。
冗談とか、笑うのとか大好き。
知り合いの無防備な背中を見ると、うずうずしちゃう。
「わっ」と驚かせたい、「うりゃっ」と攻撃しかけたい……とのように。
今日も何かでお話をしていて、「今日でね、一個年齢が上がったわけだから」と言われたのだけれど、「精神年齢もちゃんと上がるとは限りませんから〜」ってお答えしておいた。「精神年齢は逆行することもあると思います〜」と。
まぁ、徒に他人をひっかきまわす悪戯は辞めましょう。
でも、人生は、遊び心も大切かなって思いました。
ということで、「いたずら」をお題とした初随筆(になっているんでしょうか?)はこの辺で。
「いたずら」
くるくると
毎日同じように
くるくると
毎日変わらずに
いたずらに
時を浪費しているように思えても
人は必ず何かを見ている
ときに歩きながら
ときに立ち止まって
同じ毎日はない
あるのは
似た毎日
似て非なる毎日
「徒に」で片付けるか
似て非なる毎日
「悪戯に」戯れるか
その選択はあなたの中に……