107. 磨き続ける



 「磨く」という言葉は、私にとっては「山月記」と結びついてますね。
 自分に才能があると信じてはいるけれど、でも、本当は才能がないんじゃないかっていうことがはっきりしてしまったらと思って、自分を磨いてくることをしなかった。
 的な部分。
 自分が「珠」であると思うけれど、でも……それがはっきりするのが怖いから「刻苦して」自分を磨くことをしてこなかった。
 誰もがそんな部分があるんじゃないかな、って思います。
 自分を信じる道も正しい。
 恐れることも正しい。
 けれど、挑戦しなければ何も生まれない。
 きっと、その挑戦するチャンスを逃さないために、自分を「磨く」ことが大事なんだろうな、と思います。


 自分でも小説を書いたりしていますが、完結してないし。
 やっぱり、いっぱい書いていたころの文章は、今読んでも読みやすいなっておもいます。
 でも、書くのを辞めて、ただただ打つっていう風にして書いたものは読みづらいです。


 ブログを付け続けて、10年越えてますけど、それで文章が磨かれている部分もあるかも?? とか思ったり。
 意識して磨く、無意識のうちに磨かれる、このバランスも大事なのかもしれませんね。


2015年09月29日
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